取引所を連携せずに仮想通貨ポートフォリオを管理する方法
APIキーも取引所連携も不要。仮想通貨ポートフォリオを手動で管理する方法を解説します。記録すべき項目、3つの簡単な方法、ストレスのない見直し方。
ちょっとしたテストです。取引所を開かずに、次の3つの質問に答えられますか?
- コインごとの平均取得単価はいくらでしたか?
- 今年、手数料をいくら払いましたか?
- 最後に買ったコインは、なぜ買ったのですか?
迷ったなら、あなただけではありません。多くの投資家は何を持っているかはだいたい分かっていても、いくらで、なぜ買ったのかは覚えていません。相場が荒れたときに一番必要なのはまさにその情報で、しかも真っ先に失われる情報です。
うれしいことに、これを解決するのにアプリへ取引所のアクセス権を渡す必要はありません。1回の取引につき約30秒でできる、シンプルな仮想通貨ポートフォリオ管理の方法を紹介します。
なぜ取引所を連携しないのか?
多くの仮想通貨ポートフォリオ管理アプリは、APIキーやウォレットの連携を求めます。便利ですが、デメリットもあります。
- キーが他人のサーバーに保存される。 こうしたサービスが侵害された際、流出したAPIキーが他人の口座で意図しない取引に使われたことがあります。
- 同期が正しいとは限らない。 取引所やウォレット間の送金が、誤った売買や「消えたコイン」として表示されることがよくあります。
- 注意を払わなくなる。 何でも自動で取り込まれると、なぜその取引をしたのか立ち止まって考えなくなります。
手動での記録なら、この3つすべてを解決できます。入力する30秒こそ、自分の判断を本当に振り返る時間です。
取引ごとに記録すること
必要なのは6項目だけです。
- 日付
- 銘柄
- 売買した数量
- 1枚あたりの価格
- 送金コストを含む手数料
- 一文で書く理由:「毎月の積立購入」「目標配分へのリバランス」など
理由は多くの人が省略する項目ですが、最も価値があります。数か月後、自分が計画どおりに動いたのか、ニュースに振り回されたのかを教えてくれます。
記録を残す3つの方法
| 方法 | 向いている人 | デメリット |
|---|---|---|
| ノート | 年に数回しか取引しない人 | 合計もグラフもない |
| スプレッドシート(Excel) | 自分で数式を作るのが好きな人 | 壊れやすく、計算はすべて自分で |
| Stratallaのポートフォリオ | 定期的に投資する人、積立プラン | 取引は自分で入力する必要がある |
Stratallaのポートフォリオでは取引を自分で入力し、平均取得単価、手数料、資産配分は自動で計算されます。エントリー・エグジットの計画も保有資産の隣に保存できます。取引所やウォレットに接続することはなく、APIキーを求めることも、あなたの代わりに取引することもありません。
どの方法を選んでも、大切なルールはひとつです。取引はその日のうちに記録すること。月末に記憶を頼りに書くのはやめましょう。
気分ではなく、スケジュールで見直す
1日に10回も価格をチェックすると、ストレスがたまり衝動的な判断につながります。代わりに、毎月や四半期ごとなど見直しのリズムを決め、カレンダーに入れましょう。そして4つの質問をします。
- 配分がずれていないか? 1つのコインが計画よりずっと大きくなっていたら、リバランスするかどうか落ち着いて決めましょう。
- スケジュールを守れているか? 予定していた購入を飛ばしていたら、計画を変える前にその理由を確認しましょう。
- 生活に変化はないか? 転職、大きな出費、現金の必要などがあれば、計画も見直すべきかもしれません。
- 理由はまだ有効か? 理由の欄を読み返しましょう。もう当てはまらない理由があれば、それを書き留めて対応を決めます。
定期的に投資しているなら、この方法は仮想通貨のドルコスト平均法と相性抜群です。
記録にできないこと
記録は、何が起きたかを教えてくれます。価格を予測したり、何を売買すべきかを教えたりはできません。また、すべての取引を記録してこそ役立ちます。1件でも抜けると数字がずれてしまいます。
5分で始めよう
今持っているものを書き出し、覚えている取引を価格と手数料つきで追加し、見直しのリマインダーを設定しましょう。記録はツールではなく習慣です。価値は、書き留めることと定期的に見直すことから生まれます。